とうもろこしが原材料に使用されているドッグフード

ドッグフードの成分表を眺めていると、よく掲載されているのが「とうもろこし」です。
本来肉食の犬に、どうして盛んにとうもろこしが含まれているのでしょうか。
それにはある理由があります。

まず、とうもろこしは比較的値段が安価で提供できる食材のためドッグフードの価格を下げる際に使う食材にベストなのです。
安くて大容量で販売されているタイプには、必ずと言っていいほど含まれています。
また、さらに安く提供するために「とうもろこし粉」というものもあります。

とうもろこし粉は私たちがお菓子作りなどに使用しているコーンスターチを生成する際に出る粉です。
栄養価は低いのですが、かさを増すために最適として混入されています。
では、本当に犬にとってとうもろこしは良い食材なのでしょうか。

雑食系の犬はとうもろこしを食べても異常はないのですが、小型犬ですと胃腸が小さいので、とうもろこしの消化が難しいと言われています。
つまり、本来は必要がない食材なのです。
近年犬の健康管理に人気のあるプレミアムドッグフードと呼ばれる高級品にはほとんどとうもろこしは入っていません。
愛犬と長く一緒に生活していくためには、とうもろこしの比重を減らし、犬本来が好む食材が入った製品を購入しましょう。